
ご家族がお亡くなりになり、大きな悲しみと混乱の中にいらっしゃることと思います。
まず知っていただきたいのは、「今すぐ全てを決めなくてよい」ということです。
この記事では、ご逝去直後から葬儀・火葬が終わるまでにやるべきことを、時系列で分かりやすく整理しています。
順番に読み進めていただければ、次に何をすればよいかが分かるようになっています。
横須賀市での葬儀全体の流れについては、横須賀市の葬儀の流れのページでも簡潔にご案内していますので、あわせてご確認ください。
夜間・休日など、今まさにお困りの方は、本文を読む前に下記までお電話ください。
この記事の要点
この記事を読むと、次のことが分かります。
- ご逝去直後、病院の霊安室にいられる数時間のうちに搬送先(安置場所)を決める必要があること
- 死亡診断書は死亡届・火葬許可証・保険や年金の手続きに使うため、コピーを複数枚取っておくと安心なこと
- 葬儀社へは死亡診断書を受け取ったらできるだけ早く連絡し、深夜・早朝でも、搬送先が未定でも相談できること
- 安置後の打ち合わせでは、葬儀の形式・日程・宗教者・見積もりを順番に確認していけばよいこと
- 死亡届は死亡を知った日から7日以内に提出が必要で、葬儀後も世帯主変更や保険・年金などの手続きが続くこと
ご逝去直後にやること
まず結論から言うと、病院や施設でお亡くなりになった場合、ご遺族がその場で行うことは多くありません。医療スタッフの指示に従いながら、以下の3点を押さえておいてください。
病院での対応
医師による死亡確認が行われた後、ご遺体は一時的に病院の霊安室に安置されます。多くの病院では、霊安室の利用時間に限りがあるため、数時間以内にご遺体の搬送先(安置場所)を決める必要があります。
死亡診断書の受け取り
医師から「死亡診断書」を受け取ります。これは死亡届と一体になった用紙で、以下の場面で必要になる重要書類です。
- 死亡届の提出(後述)
- 火葬許可証の取得
- 生命保険金の請求、年金・各種手続き
コピーを複数枚取っておくことをおすすめします。原本は死亡届と一緒に役所へ提出すると返却されないため、保険会社や金融機関の手続き用に控えが必要になるケースが多いためです。
搬送先の決め方
自宅に安置するか、葬儀社の安置施設を利用するかを選びます。マンションなどでご遺体の搬送・安置が難しい場合は、葬儀社の安置室を利用するのが一般的です。この段階で葬儀社が決まっていなくても問題ありません。次の項目でご案内する連絡先にお電話いただければ、搬送から対応いたします。
葬儀社への連絡タイミングと伝えること
結論として、死亡診断書を受け取った後、できるだけ早い段階で葬儀社に連絡してください。病院の霊安室に長時間留まることができないため、搬送先が決まっていない状態でも、まずは電話でご相談いただくのがスムーズです。
連絡の際に伝えていただきたい情報は次の通りです。
| 伝える情報 | 具体例 |
|---|---|
| ご逝去の場所 | 病院名・自宅など |
| 搬送先の希望 | 自宅/葬儀社の安置施設/未定 |
| 故人様のお名前・年齢 | フルネーム、年齢 |
| 連絡者のお名前・続柄・連絡先 | 喪主予定の方の情報 |
深夜・早朝であっても、まずはお電話でご相談ください。搬送先が決まっていない状態からのご相談も承っております。
安置〜打ち合わせの流れ
ご遺体を安置した後、葬儀社の担当者と打ち合わせを行います。この段階で悲しみの中、多くのことを一度に決める必要はありません。以下の順序で少しずつ確認していきます。
- 枕飾りの準備(安置後、故人様の枕元に簡易的な祭壇を設置)
- 葬儀の形式の希望確認(家族葬・一日葬など。まだ決まっていなくても構いません)
- 式場・火葬場の空き状況の確認(希望日程に応じて調整)
- 宗教者への連絡(菩提寺がある場合は早めに連絡が必要です。菩提寺がない場合の対応については、お布施はいくらの記事もご参照ください)
- 見積もりの確認
形式に迷う場合は、家族葬のメリット・デメリットなどの記事も判断材料としてご活用いただけます。
通夜・告別式・火葬の流れ
一般的な流れは、通夜 → 告別式 → 出棺 → 火葬の順で進みます(一日葬の場合は通夜を行わず、告別式と火葬のみとなります)。日程は宗教者・式場・火葬場の空き状況によって前後します。
横須賀市内で火葬を行う場合、西村葬儀社の各斎場のほか、横須賀市が運営する「横須賀市立中央斎場」を利用するケースもあります。両者は運営主体が異なる別施設です。横須賀市立中央斎場の詳しい利用方法・アクセスについては、横須賀市立中央斎場とはで別途詳しく解説していますので、式場探しでお困りの際はそちらもご確認ください。
葬儀の日程を決める際に法律上意識しておきたいのが、死亡届の提出期限(死亡の事実を知った日から7日以内、戸籍法第86条)です。ただし実務上は、死亡届が受理されないと火葬許可証が発行されず火葬ができないため、多くの場合は葬儀・火葬の前に提出します。死亡届は死亡地・故人の本籍地・届出人の住所地のいずれかの市区町村役場に提出でき、平日の開庁時間外でも夜間・休日受付窓口で預かってもらえます(受理は翌開庁日以降の審査になります)。届出は葬儀社が代行することも一般的です。横須賀市内での具体的な提出窓口・受付時間は、横須賀市公式サイトでの最新情報をご確認いただくか、お問い合わせの際にご案内いたします。
葬儀後にやること
火葬が終わった後も、いくつかの手続きが残っています。主なものを整理します。
| 手続き | 期限の目安 |
|---|---|
| 死亡届・火葬許可証の手続き | 葬儀社が代行済みの場合が多い |
| 世帯主変更届(該当する場合) | 死亡から14日以内 |
| 国民健康保険・介護保険の資格喪失手続き | 死亡から14日以内 |
| 年金受給停止の手続き | 速やかに |
| 口座凍結・相続関連の手続き | 順次対応 |
口座凍結やデジタル遺産の整理については、口座凍結・デジタル遺産はどうするで詳しく解説しています。
横須賀市で困ったときの相談先
「何から手をつけていいか分からない」「まだ何も決まっていないが、話だけ聞きたい」という段階でも構いません。西村葬儀社では事前のご相談を随時承っています。
なお、まだご家族がお元気なうちに将来に備えて準備しておきたいという方には、葬儀前に何を準備しておく?の記事もあわせてご覧いただくことをおすすめします。
よくある質問
Q1. 深夜や早朝でも葬儀社に連絡してよいですか?
A. 問題ありません。ご逝去は時間を選ばないため、多くの葬儀社が夜間・休日のご連絡に対応しています。搬送先が決まっていない状態でもまずはお電話ください。
Q2. 死亡診断書は誰が用意してくれますか?
A. 病院で亡くなられた場合は、死亡を確認した医師が発行します。死亡届と一体になった用紙で交付されるのが一般的です。
Q3. 死亡届は自分で役所に提出しなければなりませんか?
A. 届出人としてご遺族の署名は必要ですが、実際に窓口へ持参するのはご遺族以外でも可能です。葬儀社が代行して提出するケースも多くあります。
Q4. 通夜を行わない葬儀はできますか?
A. 可能です。通夜を行わず告別式と火葬のみで完結する「一日葬」という形式もあります。詳しくは一日葬と二日葬の違いをご覧ください。
Q5. 横須賀市立中央斎場で火葬する場合、通夜・告別式を行う式場は別に必要ですか?
A. 施設の仕様によって異なるため、詳しくは横須賀市立中央斎場とはの記事、または事前相談にてご確認ください。
まとめ
この記事で特に覚えておいていただきたいこと
- ご逝去直後から、すべてを一度に決める必要はありません。最初に必要なのは、搬送先(安置場所)を決めることと、葬儀社への連絡です。葬儀の形式が決まっていなくても問題ありません。
- 葬儀は「葬儀社への連絡 → 搬送・安置 → 打ち合わせ → 通夜・告別式 → 火葬」の順に、一つずつ進めていきます。形式や日程、宗教者への連絡、見積もりは、打ち合わせの中で確認しながら決めていけば大丈夫です。
- 死亡届(7日以内)や葬儀後の手続きには期限があります。ただし、死亡届の提出など葬儀社が代行・ご案内できることも多いため、ご家族だけで抱え込む必要はありません。
- 分からないことや不安なことは、早めに葬儀社へ相談できます。深夜・早朝や、まだ何も決まっていない段階でのご相談でも構いません。
西村葬儀社では、横須賀で多くのご家族のご葬儀をお手伝いしてきた経験をもとに、ご逝去直後のご連絡から安置、打ち合わせ、葬儀後の手続きのご案内まで、ご家族に寄り添ってサポートいたします。「何から手をつけていいか分からない」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
今まさにお困りの方はお急ぎの方はこちら、落ち着いてから相談したい方は事前相談はこちらからご連絡ください。
著者|西村 安彦

株式会社西村企業 代表取締役社長
西村 安彦
横須賀を中心に、葬儀・供養に関わる事業に長年携わり、多くのご家族のご葬儀をサポートしてきました。
葬儀の現場で培った経験や知識をもとに、葬儀の準備や費用、地域の葬儀事情など、皆様が安心して葬儀を迎えるために役立つ情報をお届けします。
監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。
